2011年9月22日 (木)

ニホンアワサンゴ群落、研究者らが観察

 山口県の周防大島沖にある日本最大級のニホンアワサンゴ群落を19日、研究者約30人が観察した。一帯は国立公園内の保護区「海域公園」の指定に向け、環境省の調査が進む。早ければ来年度にも瀬戸内海で初めて指定される予定だ。

 研究者は、サンゴやクラゲなどを扱う「日本刺胞(しほう)・有櫛(ゆうしつ)動物研究談話会」のメンバー。高知県大月町の黒潮生物研究所の岩瀬文人所長(54)は「サンゴの状態は良かった。子どものサンゴが育っていて、海中景観と環境が共に保護されるのが望ましい」と話した。

 群落は島の南東沖にあり、広さは約1千平方メートル。環境省の本格調査は今月6日に始まった。周防大島町や漁協も、海域公園の指定を求めている。

N55215

内閣府などにサイバー攻撃 中国内サイトで攻撃呼びかけ

 内閣府や人事院のウェブサイトが、今月17日から18日にかけてサイバー攻撃を受け、一時的に閲覧困難になっていたことがわかった。警察庁が19日、発表した。

 攻撃は、複数のパソコンなどから一斉に大量のデータを送りつける「DDoS(分散型サービス妨害)」と呼ばれる手法とみられ、内閣府所管の「政府広報オンライン」と「政府インターネットテレビ」、人事院のサイトが被害に遭った。

 18日は満州事変の引き金となった柳条湖事件発生から80年にあたる。警察庁によると、中国の複数のチャットサイトに、被害に遭った官公庁を含む約10の日本政府機関を挙げて攻撃を促すような書き込みが事前にあったという。

N51184

指揮者のザンデルリンクさん死去 98歳

 ドイツのメディアによると、ドイツの名指揮者クルト・ザンデルリンクさんが18日、ベルリンで死去した。98歳だった。

 1912年生まれ。ベルリンで音楽家としてのスタートを切ったが、ナチスを避けて35年にソ連へ移住。レニングラード・フィルの指揮者などを務める。巨匠ムラビンスキーや作曲家のショスタコービチら、旧ソ連の芸術家たちと深い人脈を築いた。60年に当時の東ドイツに戻り、ベルリン交響楽団とドレスデン国立歌劇場管弦楽団の首席指揮者を歴任。ベートーベンやブラームスで多くの名演を残した。79年から読売日本交響楽団名誉指揮者。02年に指揮活動から引退した。

N51184

SMAP、北京で友好のステージ 初の海外公演

 SMAPは16日夜、北京市内の工人体育場で、1988年の結成以来初めての海外コンサート(朝日新聞社など協賛)を開いた。小雨のなか約30曲を熱唱。東日本大震災の被害に対する中国からの支援へのお礼も述べた。日中国交正常化40周年を来年に控え、両国政府は中国でも知られるSMAPの公演を通じて、尖閣事件などで悪化した国民感情の改善を期待している。

 メンバーは「大家好(こんにちは)」「一起(さあ、一緒に)」などと中国語を交えながら、ステージを盛り上げた。「世界に一つだけの花」「夜空ノムコウ」に加えて、故テレサ・テンの曲も中国語で歌った。中居正広さんは「国境を超えて今を生きる仲間として歩みたい」と呼びかけ、木村拓哉さんは「ぜひまた機会を作りたい」と再会を約束した。

 北京以外の都市や日本、香港、台湾からも約4万人(主催者発表)のファンが詰めかけた。天津師範大日本語科3年の女子学生(20)は友人と高速鉄道に乗ってやってきた。580元(約7千円)のチケットはお小遣いで。2人ともドラマで「キムタク」を好きになった。日中関係は「ビミョー」と日本語で答えつつ、チケットを手に記念撮影していた。

N55215

滋賀の4代表決まる 県マーチングコンテスト

 第23回滋賀県マーチングコンテスト(県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が11日、湖南市夏見の市総合体育館であった。「中学校の部」「高校以上の部」「フリーの部」「エキシビション」の各部門に出場した計9団体が日頃の練習の成果を競い合った。

 結果は次の通り(◎は県代表)。県代表は23日に大阪市である第39回関西マーチングコンテストに出場する。

 【中学校の部】金賞=◎城山中、瀬田北中 銀賞=彦根中【高校以上の部】金賞=◎大津商高、◎八幡高、◎河瀬高 銀賞=近江高【フリーの部】金賞=甲西高

N41533

桑田佳祐さん、被災地で復帰ライブ 20曲以上熱唱

 ミュージシャンの桑田佳祐さん(55)=が10日、宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナでソロコンサート「宮城ライブ〜明日へのマーチ!!」を開いた。昨年7月に食道がん治療で活動休止後、本格的なライブは初めて。

 桑田さんは約8千人を前に、2時間半にわたって20曲以上を熱唱。観客からは「ありがとう」「おかえり」と歓声があがった。本格的なライブは、昨年3月の東京・日本武道館以来1年半ぶりだった。

 桑田さんは東日本大震災後の5月下旬に同県を訪れ、「恩返しの気持ちを込めて、東北の地に歌を届けたい」とライブを企画。会場は6月末まで遺体安置所になっていた同アリーナを選んだ。復興支援のため収益の一部を寄付する。

N51261

今年の夏フェス、被災地にエール 福岡でも続々

 夏の定番行事となった野外音楽フェスティバルは、環境保全や人の絆をテーマに育ってきたイベントだ。東日本大震災とそれに伴う環境破壊に覆われた夏、九州の各フェスにもその影響が見え隠れした。

 キューバのダンス音楽を軸に幅広いジャンルが集う「イスラ・デ・サルサ」(8月6、7日、福岡市・シーサイドももち地行浜)は第15回の節目。波打ち際で、風に吹かれ、暮れゆく空を見ながら体を揺らす――。そんな野外フェスのだいご味が存分に味わえる。メーンとして欧州から迎えたサルサオーケストラ「カジェ・レアル」は、今回のために「上を向いて歩こう」を披露。最終日のアンコールには、メンバー全員が「SAVE JAPAN」と文字の入ったTシャツで現れた。

 福岡出身の浜崎あゆみらJポップの人気アーティストが全国を巡回する「a―nation」(8月6日、福岡市・海の中道海浜公園)は、5年ぶりに福岡で開催。活動停止を発表した後藤真希も元気なステージを見せた。客席には「東方神起」Tシャツの中年女性も多く、Kポップ人気の広がりも感じさせた。ひたすら元気でショーアップされたこの催しも、今年は「for Life」と掲げ、電源車で電力をまかない代金の一部を義援金に回すなど、被災地支援を運営の柱に据えていた。

 音楽やアーティストと出会い、自然の力を実感し、ステージの上も下もなく一つになる。フェスでは、時にそんな瞬間が訪れる。

 長崎市の稲佐山公園で開かれた「スカイジャンボリー」(8月21日)でのサンボマスターのステージもその一つだった。ボーカル山口隆は福島出身。同郷の仲間と作った福島に捧げる曲を歌う前にこう呼びかけた。「おれはふるさとを思って歌う。君たちは君たちのふるさとを思いながら聞いてくれ」

 福岡に夏の終わりを告げる「サンセットライブ」(9月2〜4日、糸島市・芥屋〈けや〉海水浴場)は、自然の恵みへの感謝を掲げ、19回目を迎えた。全国最古参のフェスに数えられる。最終日には反原発を表明し芸能事務所を辞めた俳優の山本太郎がトークに登場。メーンステージでトリを飾った泉谷しげるは、盟友忌野清志郎の反原発ソング「サマータイム・ブルース」「ラヴ・ミー・テンダー」を歌い、会場を沸かせた。

 しかし、反原発は出演者らの多彩な主張・表現の一つに過ぎない。19回の歴史を通じた「LOVE&UNITY」(愛と繋〈つな〉がり)の合言葉の下に、音楽もアートもお笑いも、そして言論も自然の中で反応しあう場に成熟してきたのだ。今年は、解剖学者の養老孟司さん、古武術研究家の甲野善紀さんらがトークに登場。道を究めた先達の「今を生きる」ヒントに、若者が耳を傾ける姿が印象的だった。

 街や自然に抱かれて育ったフェスならではの包容力を感じた夏だった。(西正之)

■秋も九州各地で続々

 秋の気配が濃いとはいえ、まだまだ熱いフェスがこの後も控えている。

 サンセットと並ぶ九州最大級のフェス「HIGHER GROUND」は例年より1カ月遅く、17、18日に福岡市の海の中道海浜公園野外劇場で開催。斉藤和義、スガシカオ、いきものがかり、スキマスイッチなど人気アーティストが出演する。

 佐賀県吉野ケ里町の吉野ケ里歴史公園では25日、野外音楽祭「Nice Time」が開かれる。bonobos、向井秀徳、七尾旅人らが出演。

 沖縄では10月1、2日、読谷村のヨミタンリゾート沖縄でモンゴル800主催の「What a Wonderful World!!」がある。小田和正、ザ・クロマニヨンズなどのほか、HY、オレンジレンジら地元の人気バンドが勢ぞろい。大ベテラン照喜名朝一、登川誠仁、大城美佐子による「沖縄トラッド」も注目だ。

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滋賀の4代表決まる 県マーチングコンテスト

 第23回滋賀県マーチングコンテスト(県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が11日、湖南市夏見の市総合体育館であった。「中学校の部」「高校以上の部」「フリーの部」「エキシビション」の各部門に出場した計9団体が日頃の練習の成果を競い合った。

 結果は次の通り(◎は県代表)。県代表は23日に大阪市である第39回関西マーチングコンテストに出場する。

 【中学校の部】金賞=◎城山中、瀬田北中 銀賞=彦根中【高校以上の部】金賞=◎大津商高、◎八幡高、◎河瀬高 銀賞=近江高【フリーの部】金賞=甲西高

N41533

修学院中など6団体、京都代表に 府マーチングコン

 第24回京都府マーチングコンテストと、第39回関西マーチングコンテスト府予選(府吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が11日、宇治市の府立山城総合運動公園・太陽が丘体育館で開かれ、中高校生らの計18団体が出場した。

 関西マーチングコンテストの府代表には、「中学」と「高校以上」の規定の部から6団体が選ばれた。同コンテストは23日、大阪市中央体育館で開かれる。6団体は以下の通り。

 【中学校】修学院、宇治、向島、勧修【高校以上】京都すばる、京都橘

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秋の名月、二胡の音色が彩り 高知で観月会

 秋の名月を楽しもうと10日、高知市五台山の県立牧野植物園で五台山観月会が開かれた。11日もある。

 植物園の50周年記念庭園では中国出身の二胡(にこ)演奏家、趙景明(ちょう・けいみん)さんらによる演奏会が開かれ、趣のある弦楽器の音色に訪れた客が聴き入っていた。

 隣接する竹林寺では、五重塔のライトアップや名勝庭園の夜間拝観もあった。11日も予定する。

 11日の二胡の演奏会は午後6時、同7時、同8時の3回。問い合わせは牧野植物園(088・882・2601)へ。(日高奈緒)

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